おかえりなさい  

泣きたくなったらおうちへ帰ろう。

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個性の問題

思春期外来を受診してから、息子が気楽になった。
私も、気楽になった。
・・・かなあ?

この数日、先生の質問の幾つかを頭の中で繰り返し
息子の答えを確認した。
先生が私に尋ねた事をもう一度、リフレインして
その答えをまた、再確認した。

産まれた時、出産時の状態。保育器に入った事。

熱性けいれんがあった事。

歩き出したのは・・・9ヶ月。
四つ這いはほとんどなかった。

言葉を覚えたのは早かった。
「・・・ーってってね。・・ビシッビシッ・・・て。ガンガンガンて・・・たよ~。」録音の記録がある。

ベビーカーには座らなかった。
上半身乗り出して、ひたすら回転するタイヤを覗き込み
頭が重くて落ちかけた事は何度もある。
カタカナは○○レンジャーとかのお菓子のパッケージで覚えてしまった。

お買物に連れていき、車が右折始めると後部座席から
「こっちにあるのは○○スーパー。
方向転換すると、「ショップ○○に行くと?」
地図が頭に入ってることが、驚きの日々だった。

スーパーで一緒に品物を見て歩く事はほとんどなく、
息子は迷子になることを恐れず、見て周り
案内所やサービスカウンターの役目を理解し、活用していた。

店内放送で私はよく息子から迷子として呼びだされ
迎えに行くと、お気に入りの「ブツ」を手に持って
ニコニコ笑う顔に出会うたび、あきれたものだった。

そのうち、買物では「手に入らない」事を学習したのか
車から降りなくなった。

髪を洗うのをすごく嫌がって抵抗した。
シャンプーハットは必需品。
顔にお湯がかかろうものなら、火がついたように泣いた。
ずいぶん大きくなるまでそうだった。
(次男は、お座りできる頃から、ザバザバお湯をかぶっても平気)

引き算はちょっと教えたら、公文のドリルをパズルみたいに解き始めて学校はいる前には、ひとけた引き算位は出来ていた。
足し算は誰かが教えたようだ。

積み木は、高く高く積み上げて喜んだ長女とは正反対。
積み上げた木片がガラガラガラと崩れるのを見て
奇声をあげて喜んだ。
人に積ませて、それを自分で破壊した。

コップが割れることをある時、経験して興奮し、しばらくは
コップをテーブルに投げるように置いた。

ストーヴの近くでウロウロさせたくないので
この通路を通っちゃダメと言い聞かせると
それからはストーブの前を目をつぶって通ろうとした。

生活習慣を変えることにこだわりが強い子だった。
外泊すると喘息をおこした。

電車に興味があって、名前を教えると
「○○エキスプレス」「○○エキスプレス」「○○エキスプレス」と
何度も何度もぶつぶついいながら、記憶しようとしていた3歳位の頃。
 
3歳といえば
3歳検診で、大きな体育館で身体検査や知能検査があった。
息子は絶対に服を脱がないと言い張って
最後の最後まで、どう言い聞かせても服を握り締めて抵抗した。

「お母さんは、どこでも裸になったらだめって言ったわぁ!!」といい続けたので保健婦さんもお手上げ・・・あきらめた。

あの頃、きっと「わがまま」「甘やかし」と受け止めた方達もいたんだろうと思うけれど、一番驚いたのは実は私でした。
なんて自己主張の強い子だ・・・と。

ミニ四駆は、いろんな人から買ってもらえた環境で、
全車を揃えていた・・・そして解体と改造に嵌ったのが4歳。

関心事はある程度極めると、次々に移って行った。
「活動過多症候群」ではないかと少し考えた時期もあった。

大人に向かって失礼な事を言ったりすると、
結構、怒って言い聞かせたりしたので、
会話を気にして、固まってしまうような「気にシイ」な面があった。
場の空気を読めないようなところがあった。

お客様が帰ると
「ぼく、今日は失礼じゃなかった?」と何回も聞くので
母は子供らしさを摘むことになるかと、反省もした。
・・・・あれは4歳ころだ。


座ることは習慣化していたからなのかもしれない。
小学校に入ってからは「落ち着きがない」とか「座れない」とかいう事もなく
他の子とは違う・・・なんて思ったことはなかった。

むしろ
優しくて、女の子に人気者だったり、
喧嘩もなく、暴力的でもなく、忘れ物もしない、
宿題は知らないうちにおわっており
全部自分のタイムテーブルに従ってこなしてしまい
手がほとんどかからなかったので
楽な子だなあ・・・と思っていたくらいだった。



朝、起こすこともない。
遅刻や早引きを嫌い、校則はすすんで守っていて
「このくらいはいいんじゃない?」と親が勧めたほどだった。


風邪で10日休んでも、出席した日に算数テストで100点取ってた。
理科への関心は強く、理科が解からないという人が、どこが分からないか判らない、と言った。(笑)
家で宿題以外の勉強はしなかった。ゲームもしょっちゅうやってた。

でも・・・
どこでもいそうな、普通の子供で
「ああ、あるある!」「うちもそうだよ。」
そうやって話せる母たちの見守る中で
私は、たいして努力もしなかった割には・・・おおいに期待していた。



医師が、一通りたずねたあと

「洋服の首のタグとか・・嫌いでしたか?」「はい」
「皆と自分はなんか違うなあ・・・って思ったことありますか?」「ある」
「同級生は子供に(幼く)みえますか?」「はい」
「友だちが、何人くらい集まると、もう引いていきますか?」「3人位・・」
「人込みの中に行くのは?」「ものすごく疲れる。」
「ライブハウスは大丈夫?」「演奏は・・・はい、大丈夫です」

「やりはじめたら最後がみえないと、やめないタイプですね?」「はい」

「高いところ、スリリングなことは好きですね?」「はい」
「音に敏感だと感じますか?」「わかりません」
「物音は気になりますか?」「はい」

まるで、細木和子さんみたいに性向を言い当てる先生に
息子は驚いていた。
・・同時に
私自身にも身に覚えのあることばかり・・・。

「ちょっと手ごわいかもしんないねぇ」(不眠の治療)と言ってから
「君は少数派だ。」と話してくれたのです。(前回の日記)

え?

病気ではなく障害・・だったりして。

生まれたときから「普通」ではなかったのか。

なら、それでもいい。

そうと分かっていたなら、胸をかきむしるほど悔しがる事もない。

学校という集団が合うはずない。

そんな事ばっかり考えながら、
私の記憶のなかの私のこだわり性格や、納得しないと動けないトコは
しっかり息子に遺伝している事を知り
なおさら息子がいとおしくなっていった。

「打ち込める事があれば、時間の配分をしながら一生懸命やりなさい。
付き合ってくれる家族がいるんだから、君はきっとすごいことがやれるから・・。」

希望的観測のなかの、先生のいいたい事がわかった。
有難かった。

息子は、気楽になった。
息子が追い詰められていくより・・・いいや。
皆と違う事に、打ちひしがれなくていい訳だし。

オンリーワンなんだよね。誰でも。

こんなオンリーワンの人間がたくさんいて
生きていくのが面白く、人間はいろんなものを生み出せるんだから。

息子じゃない、私の見方が変わればいいだけの事だった。


  1. 2007/02/02(金) 23:35:01|
  2. 「学校すかん」長男|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:7
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コメント

ホントに♪

そんなことができたらいいですね~~♪
もしドラムとギターとして出合ったら
どんなかしら!
ぺいんとままさんにも是非ともウチの息子を観察していただいて
感想を聞いてみたいです (^^;ゞ
私はきっと、ぺいんとままさんの息子くんに見とれるだろうなー♪

コストコ計画、乗ります(笑)
こういう話はいいですね~♪
  1. 2007/02/09(金) 00:52:41 |
  2. URL |
  3. グッチ #-
  4. [ 編集]

グッチさんへ

そうでしょ?もう本当によく似てるなあ・・って怖いくらいですよ。会わせてみたい気もします。
息子が福岡にバンドとか見に行きたいっていいださないかなあ。

そしたら、私はグッチさんとコストコというとこにいって
お勧めの商品を買って、息子さんにも会ってみたいなあ・・・と常々妄想してますv-398
でもきっと人見知り顔で、シャイな息子同士多くも語らず・・ムフ。
一応、いつでも連れて行ってあげるよ、って言ってあります。
我が青春の博多へv-516v-517
  1. 2007/02/08(木) 21:12:21 |
  2. URL |
  3. グッチさんへ #-
  4. [ 編集]

haruさんへ

今の学校の体制・・・だと、
うちのタイプは、よく頑張って行ってた方でした。
もっと早く行かなくなっててもおかしくなかったんでしょう。
それと、勉強する事に
興味が無くなった?
言われるままに手抜きせずやってみたけど、
特に目的が無いし、したいことも無いのに『将来の夢』なんてのを大人が、早く早くと作文させるし、
夢は無く目的がないと書くと、ダメなやつかわいそうな今時の子供になるから、人並みに、大人が喜びそうな夢を掲げてみたり・・・

「もう大人の言う事はきかない」

強烈な一言でした。
大人は息子に甘えてたんですよ。
先生も親も強要して達成させて満足して、
これがあんたの幸せよ・・・って。
自分の幸せだったのに、と思うと
今度は(今は)自分探してるんだろうから
付いて行って見るしかないですね、途中までは。

会社に出る前で、変な文章かも・・・
   では、いって来まぁ~すv-222
  1. 2007/02/08(木) 08:16:34 |
  2. URL |
  3. haruさんへ #-
  4. [ 編集]

なんだか・・・あまりにも息子くんが打ちの息子とかぶることが多くて
驚きを通り越して感動しました。
ウチの息子が変なんじゃなくて
そういう個性をたくさんもっているだけなんだろうなぁって思えたから。
そういう子どもを、無理やり他の子と同じ枠の中に押し込めようとしたって
そりゃ無理がありますね。

そういうこと、わかっていたはずなのに
やはりまだ自分の中で消化してないのかなって思いました。
あらためて、ぺいんとままさんと同じスタートラインに立ったような気がします。
  1. 2007/02/07(水) 15:27:53 |
  2. URL |
  3. グッチ #-
  4. [ 編集]

よい出会い

魔法の言葉に感動しましたーーーー

そらも思春期外来のある心療内科にいったことがあります。
そして、この子は病気じゃない、
そして、もう学校には無理矢理いかせないことと言われました。
君みたいな子は沢山いるよ、今の学校の体制だと
どうしても君みたいな子がでてくるんだよ
そんなことを言われました。

物事のやり方や感性が、ちょっと違うことが
こんなに生きにくいと感じてしまうのは
全てが画一的に生きる事をよしとしている社会だからと思います。

そして私自身も、当たり前に学校へむかうことや
学生として勉強していくことを
一番だとおもっていたわけで。
でもそうじゃないことを娘に教わりました。
生き方はいろいろでいいんだなって
今は思えます。

息子さんがすごく前向きにがんばっていることを
ちゃんとわかってくれる魔法の先生
いい先生に出会えて本当によかった(^^)



  1. 2007/02/07(水) 00:04:22 |
  2. URL |
  3. haru #mQop/nM.
  4. [ 編集]

ムスカリさんへ

そうですね。
突き詰めていくと、人間みんな何かしら人とは違うもの持ってますよね。
脳の作りが複雑で、しかも一生に全部は使わないほどの能力を秘めながら、ある部分が発達したり、バランスが崩れていたり・・・
個性を認めて、多様性を認めて、のびのびと生きていくのが一番いいんでしょうね。
新しい角度で考えてみて、またひとつ、行き止りにたどり着き、
そうやって、左右に揺れながら、進んで行く・・
舟が風に帆をはって、進んでいく感じですね。
息子は、どう考えたって広い意味で「正常」の範囲だと、思えます。
  1. 2007/02/04(日) 13:14:48 |
  2. URL |
  3. ムスカリさんへ #-
  4. [ 編集]

境界は、あいまいでは・・

私も何度も何度も、息子が病気か??それは体だけなのか??
それとも心の病気か??
それとも持って生まれた障害なのか???と考えました。

病気なら治療方法があり、障害なら、何かに気をつけて日常生活を送る方法があるのでは?と思って・・

でも、「病気、障害」と「普通」とされる状態の境界は、あいまいなのではないか?と思います。
決定的な判断材料がない限り、有能な医師でも、病気です、障害です、と言い切るのは難しいのではないかと・・

体と心は、どうしたって、つながっているから、心が揺れるときは、体も正常だけではいられないのでは・・
思春期に病院に行ったら、何でも病名がつくんじゃないか・・と思ったりもします。
そもそも、「正常」っていろいろで・・完璧な正常も分からない・・
自分も正常かっていうと、違うかも・・って思うし。

だけど、「服のタグを嫌がる」って、息子もそうだわ~~~。
今もそうで、すぐ取るけど・・・
どう見ても人込みはキライだし・・あら、当てはまりますよ・・やっぱり・・
  1. 2007/02/04(日) 08:53:06 |
  2. URL |
  3. ムスカリ #-
  4. [ 編集]

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