おかえりなさい  

泣きたくなったらおうちへ帰ろう。

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初めの一歩

市の文化センターで
「生活体験発表と文化の集い」があった。
特別授業としての高校からの参加で、日曜日に送っていった。

自分の希望する3教科の出席ハンコ2つづつもらえるらしい。
つまり、スクーリングに参加したことになるので、是非いくほうがいい、と教えてくれた方がいた。


駐車場で見知らぬ顔が、次々と集合場所に集まってくるのをながめながら、この大勢の中、たった一人でさみしかろうと、ふと思う。
しばらくまわりの服装をみて、息子も長袖シャツをはおり、
「行ってくる。」と言って車を降りた。
後姿を見送りながら不安を口にすると、夫が
「今、始まったばかり。社会勉強をしに来てるんだから・・初めての一歩と思えばいい。」と言う。

私が子離れしてないのかなあ。
最近、メンタル的にメロメロになってるし、怖がる。
車の運転がめんどうになって夫を頼りたがる。
夫の運転はもっと不安で、心臓と血圧に悪い。

3:30終了時にまた次男も一緒に3人で迎えに行った。
迎えの車が並ぶなか、息子が現われるまでに、たくさんの若者を川の流れのように見ていた。

赤い髪、金髪。エクステンション、着け爪。ミニスカートにチェーン。
黒ぶち眼鏡にリュックもいた。
いろんな年代の、いろんな個性があり、それぞれの人が、自分の道さがしてるんだろうなあ、と思った。
明るい太陽の陽射しに照らされて、わいわいがやがやと流れていく。

車に戻ってきた息子が
案の定「疲れた~超眠い!」と悲鳴をあげた。
「実は夕べ一睡もしてないっちゃが。」
「じゃあ、帰ってねる?」と聞くと
「いや、寝らん。ドラム叩きてえっちゃ。」
そして、また自分のファイルからCDを選んでステレオのボリュウムをあげる。
しばらくして、
「ヤンキーばかりやったね。」
「眼鏡とリュックは仲間みたいに固まって同じトコに集まるっちゃ。」
「体験発表で、高校になってグレて、いろいろあって、通信制を選んだ人の話があったわ~。」
断片的に、ポツリポツリ話す。
たくさんの経験が話されたはずだが、息子の心にはその経験が印象的だったのだろうか。
でも、質問攻めにはしないでおこう。

自宅近くになると、なぜか元気になっていった。
「オレ、友達できるやろうか。」
弱音に聞こえるがそうではない。
不安を口に出せるのはたいして心配していないからだ。
息子は、これはだめだと結論すると、口には出さないで動かなくなる。
人の説得やその場しのぎの励ましには
「だまされない。大人の言う事はきかない。」を強行する頑固者である。
出来るやろうか・・とは、出来そうな、いい予感だと思う。
責められる目がない。威圧的な指導者がいない。
皆が、適度に無関心で、自由に自分を表現している。
どんな事情があるのかなんて、もうどうでもいいくらいの「個」の集合だ。





家では、長女がお好み焼きを焼くといって
ホットプレートを準備し、テーブルをセットていた。

(最近、ほんとにアリガタイ。嫁にいったら、私はたちまち困りそうだ)

雄弁になって息子が姉に話し出した。
「オレ、弁当もらってよォ。一人で食べたっちゃ。それも、こうやって(演じながら)いかにも、おれは一人でも平気ですオーラを出してよォ。」
姉は、あはははと笑う。

「誰からも着てない携帯メールとか、見たり・・演技よ、演技。」
「ああそれ。したことあるある。仕事場で。」
「オレも別に友達は、おる・・つう、振りやとよ。」

二人で、がはははと笑っている。

携帯という小道具に助けられて、若者は弁当を一人でも食べられる・・の図。
私たちの時代は、単行本だった。時間をもてあます時は本を読んだものだった。

それから、部屋でバンバン、ドラムを叩くと次男を呼び、2人でゲームを始めた。

自分の事、客観的に見て笑えるなんて、いいんじゃない。
そんな自分を知って、伝えられるっていいよ。
かっこつけて、いいとこばっかりなんて、疲れる。

大勢いるところでも、自分だけの時でも、裏も、表も
全部、自分の事、好きになって欲しいなあ。

そしたら、友達だってあんたの周りにきっと集まってくるに決まっている・・・とメロメロな母は考え、納得する。


  1. 2006/10/09(月) 09:54:55|
  2. 「学校すかん」長男|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

グッチさんへ

グッチさんもメロメロ、私もメロメロ。
いいですよね。
まだまだお嫁さんに渡すわけじゃなし。

息子さん、今、ちょっと動き出した感じ?じゃないですか。
いつも朝一番に楽しみに読んでいます。

  1. 2006/10/12(木) 10:28:57 |
  2. URL |
  3. グッチさんへ #-
  4. [ 編集]

息子くん、スクーリングに参加して
そう世代のいろんな若者を見たり一人でお弁当食べたり
その中でちょっと自信をつけたのかな。
いろんな話をしてくれるのは嬉しいですよね。
本当はもっと聞き出したいけれど、グッと我慢していたぺいんとままさん、
その気持ちわかりますぅぅぅ
私もメロメロなんですよね、あ、もう知ってるか(笑)

>大勢いるところでも、自分だけの時でも、裏も、表も
全部、自分の事、好きになって欲しいなあ。

本当に、私も心からそう思ってます。
まず自分のことを好きになれば、周りが見えたり友達ができたり
前向きになっていくんじゃないかなぁって。
ぺいんとままさんはいつも冷静にいろんな状況を分析して
大人だなぁと感心してましたが、
最近はそれだけでなく、心の中には熱い熱いハートも持っていたり
息子くんへのメロメロな感情を抱えていたり・・・・
なんだか、いいなぁ♪
そういうおかあちゃん、いいなぁ♪

  1. 2006/10/12(木) 08:51:55 |
  2. URL |
  3. グッチ #-
  4. [ 編集]

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