おかえりなさい  

泣きたくなったらおうちへ帰ろう。

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一雨に傘一本

息子は雨降りに傘を持っていくと
必ず、傘の骨を数本折って帰ってきた。
その時は何も言わないので気づかないのだが
(ましてこの母も傘など干して管理するなんて事しませんから)

次の雨降りの朝、玄関でパッと傘を開くと傘のシルエットが傘じゃない。
たしか、これは小学1年から始まった。
仕方なく、母の古傘で登校。
新しい傘を準備しておいてあげるが、雨が連日続く事はなく、傘の出番はしばらくはない。
次の雨降りに、新しい傘で嬉しそうに登校する。ちなみに母の古傘を確認すると案の定、骨折。
そして、帰宅し傘は「傘立て」へ直行。
次の雨降りの朝、またどこかしらゆがんだ傘と対面する。

お気に入りの傘なら大事にするのかと思う私は「ポケ○ンキャラクター」つきを買ってみたりもした。アニメキャラクター嫌いの私の苦肉の選択。これも一日か二日で敗れ傘だった。
物を大切に使う姉が、相当言い聞かせていた。
「振り回してるのを目撃したよ。」
「杖にして歩いてるんじゃないの?!」

一雨に傘一本。
息子には家族も大事な傘を貸さない。
しかし登校するとき、土砂降りの中を濡れて行かせる訳にもいかず、息子の傘は使い捨ての透明傘か、500円前後の傘になる。




ある時、当時同じアパートの上階に住む奥さんから電話がある。
「うちの子の傘が、壊れてしまって、聞いてみると息子さんがなんかやったらしいんですよ。」と言う。
「うちの子がそんなはずないなんかしたんでしょうね。すみません。」
一体、傘にどんな恨みがあるのか、しかも人様の傘まで壊すなんて、相当な傘にまつわるエトセトラがあるんだろうと思い、ひざを合わせて問うてみた。
“泥縄”な話ですが、息子がどうゆう傘の用い方をしてるのか、そこで始めて本気で聞いた。

まず、帰り道にはあちこちに水路がある、と言う事。
うちの団地は国道を見下ろす高台にあって、国道には下りずに団地の中の路地やちょっとした山道を登ったり下ったりして、学校の正門ではなく、裏門から登校する。
忘れ物をしても、車では追いかけられない細い道を、下校する時は雨水がごうごうと団地の側溝を流れているらしい。

どうもそのあちこちで、傘の強度を試してるんだか、水を堰き止めてるんだかして遊んでいるらしかった。
私に話す息子は、気の毒そうに、でも楽しそうに目をキラキラさせて話す。そんな息子を怒れなかった。
回りの子供達もついてきてるらしい。傘を惜しげもなく激流に突っ込む息子は、いつものその子達には、どう写ってたんでしょうねえ。
「おまえんち、傘屋?」って聞かれなかったのかしら。


いやあ、そりゃあおもしろそうだなあ・・と内心思う。
私が同級生なら、やっぱりついて回ってただろうな。
理科が大好きだった息子は、そんなところで水力の実験やってるのか。

ただし、人の傘ではいけない。
新しい傘を買い、息子を連れて謝りにいった。
奥さんは特に怒ってはいなく、恐縮されたが、息子にはいい経験だ。
実際、どう使うか分かっていてその子も差し出したんだろうが、年下だし、それはしてはいけない事だった。

それからまた、雨は降った。

もう何年生になっていたかは記憶にないが
玄関にたった息子がなかなか入ってこないので出て行ったら
「お母さん。ぼく・・情けねえ」
と言って傘を差し出した。壊そうとは思わないが、したいことは止めない・・ってか。
その傘は、心棒以外は傘ではなかった。

やっぱり、安物はそうなるか・・というほどの燃やせないゴミになっていた。

物を大切にしなさい・・と教えるべき事かもしれないが、呆れた反面、笑えた。雨降りの下校は、楽しい思い出だろうか・・・案の定、息子の傘に対するイジメは高学年ではなくなった・・と思う。

中学に入ってからも、朝、渡される傘に文句はつけない。
息子は傘を征服したんだ。
傘なんか、なんでもいい。なくたっていい。消耗品、実験材料でしかない。

短い高校生活の間には、数回雨が降った。
高校に入ったとき、立派な“軽量で強い”傘を買ってあげた。普通の値段なんだけど今までのどれより高い¥2900。
母の選んだ強い傘は「ださい」らしく、息子はコンビニで買った¥398の透明傘を好んだ。

オマエもいつかは 世の中の傘になれよ・・・とは言わないが、あの数々の傘から得たものを、どっかで役立てて欲しいもんだ。
我が子に、傘を投資したと思えばちっとも惜しくない。安いもんだと思っている。

  1. 2006/10/04(水) 20:18:01|
  2. 楽我記|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:6
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コメント

tugipiさんへ

一度、傘屋さんに私の傘を修理にいったら
2,3箇所の骨を強化したかったんですが、安い傘なら新品買える値段だったんで、もういいですって断りました。
そしたら、職人気質な店主に
「親がそんなんだと子供が傘を大事にしないんですよ。」と叱られちゃいましてe-356
使い捨て時代を生きた世代(私)だし、傘に特別な思い出もなかったので、やっぱり新品の傘をそのおじさん所で買いました。
傘のゴミって「不燃物」ですよね。金属だけど。ビニールははがすんでしたっけ?
  1. 2006/10/07(土) 09:18:07 |
  2. URL |
  3. tugipiさんへ #-
  4. [ 編集]

グッチさんへ

傘はめんどくさいんでしょうか。
濡れていくのはへいきですよね。
私も、傘は荷物になって好きじゃない、どしゃぶり雨の日はできれば寝ていたいです。
主婦&母はそういうわけにも行きませんが。
  1. 2006/10/07(土) 09:04:54 |
  2. URL |
  3. グッチさんへ #-
  4. [ 編集]

かづきさんへ

みなさんのお話によると
やはり傘は消耗品なんですね。
うちの長女は物を壊さないでいる子だったので
この長男は当時、我家の「壊し屋○平」と呼び名がありました。
反省文(手紙)には
「ボクは粗暴な者で、ごめんね。」と書いてきまして
ソボウ?・・・でまた笑わせてもらいました。
  1. 2006/10/07(土) 08:59:10 |
  2. URL |
  3. かづきさんへ #-
  4. [ 編集]

私も娘にポケ○ンの傘(確か1980円也)
買ってあげましたが・・・
2・3回で壊して帰ってきたました。
そう小学校1年生の時の事です。

傘を振り回して、わざと裏返しにして遊んで帰ってきたみたいです。娘曰く「自分で出来なかったからお友達にしてもらったの~」と言ってました。

それ以来、我が家では高くても380円程度の傘しか買った事がありません。
とにかく低学年の頃は、壊して当たり前って感じですからね。
今次男が、この半年で何本ダメにしているでしょう??
捨てるのもゴミの捨て方が面倒で・・・
今玄関に使えない傘が山になってます(-_-;)
  1. 2006/10/05(木) 14:34:22 |
  2. URL |
  3. tugipi #-
  4. [ 編集]

ああーーー、あるある。
ウチも、雨が降るたびに息子の傘が壊れてた(笑)

男の子って、いろんなことが遊びになるんだね。
で、気になると迷いもなくやってみたいんだろうね。
私も、何度も安い傘を買いながら
でもだんだん面白がってたようなきがします、次は何をするのかなぁなんて。
でも後で、息子はあっちこっちに傘を忘れまくってたってことも
判明しました・・・・

そういや、高校に入ってからは傘をささないなぁ。
雨の日も外出するのに手ぶらで行くの。
雨に濡れるのが気持ちがいいようには思えないのに
面倒くさいのかな?

ウチの息子もある意味、忘れないように持参しないようになたってことかな。
ぺいんとままさんの息子さんは傘を克服し
ウチの息子はささやかな自己防衛・・・?
なんてね(笑)
  1. 2006/10/05(木) 09:12:24 |
  2. URL |
  3. グッチ #-
  4. [ 編集]

こんばんわ☆

思わず笑ってしまいましたi-189
かづきも小さい頃はそんな感じだったです。
水たまりの水すくったりしてすぐ骨折ってました・・・・

ちょっと今学校始まったばかりでバタバタしてますが、時間を見つけて過去の記事も読ませて頂きますねi-228
blogの素敵なタイトルにちょっと泣きそうでした。
  1. 2006/10/05(木) 00:54:15 |
  2. URL |
  3. かづき #YY/nQ.wY
  4. [ 編集]

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