おかえりなさい  

泣きたくなったらおうちへ帰ろう。

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みんな違ってそれでいい

次男の中学校PTAから人権尊重の研修会の案内が来た。
今回は出掛けていくことにしたのは
講演者がTさんだったからだ。

息子の不登校の初めの頃、
まだ昼夜逆転もなく、髪も赤くなく
ボーズ頭から少し伸びて野球少年くらいの頃一緒に出掛けて行った
カウンセラーの方が彼女 “Tさん” だった。
     
話の途中で紙が配られた。
秋葉原殺傷事件についてどうしてこんな事件がおきてしまったのか、考えを記入した。

集まった40名弱の父兄が思い思いに書いた紙が集められて読まれたが
それでもすべてがまったく同じ考えの答えなんか無い。
一人ひとりの答えが、その人の中の真実であり
自分と違っても、それがその人の自由な考えだと、Tさんは言われた。

「甘やかされて育っていたから。」

そういう意見を書いていた方も居た。

「愛情を受けなかった。」
「両親に責任がある。」
「人間関係に恵まれなかった。」

あの少年が、秋葉原で事件を決行するまでに
ネットに流し続けた(たしか300を越える)メッセージが読まれたが
母は始めてそこで聞かされたけれど
それがわが子であったなら・・・と
息もできないほど身につまされた。

一人だけ殺人が許されるなら、「母親」を
二人、許されるなら、「父親」を殺したい。
望まれずに生まれてきて、望まれて死んでいく。
職場でウザイと言われた。キモイといわれた上に、ウザイとは、生きる資格が無い。
女に好かれるわけが無い。
知ってる女は二人だけ、一人は人の奥さんでもう一人はネットで知り合った子。


思い出しただけでも、そんなこと。
孤独な彼が深みにはまっていく過程で、誰一人気がつかなかった。

静まり返った教室でみんなの考えが読み上げられ
Tさんは
「ここで分かっていただきたいことは、ひとはみんな、ちがう、と言うことです。
わずか40人の意見でも、同じ考えはないのです。間違い、もないのです。
その人の答えはそれなのですから。
みんな違ってみんないい、と金子みすずさんは言いました。
私はあえて、みんな違ってそれでいいと言います。」

自分と違う“個”を認めることはコミュミケーションをとることから始まる。
少年もまた、自分の価値を知る事ができなかったのかもしれない。

宮崎が、自殺日本第二位である事。(ちなみに一位は秋田県)
宮崎の人口中絶が日本一である事。
しかも既婚者が多い事は、ただ経済的な理由だとか、計画不足とかの問題ではなく
夫婦のコニュニケーションの足りなさなんだろう。

「人はだれでも自分の幸せのために、自由に決める権利を持つ」これが人権。
ただし、他の人の権利を奪ってはいけない。
また、組織に属している場合は、別だけど。

ああ、そうだった。
そんなふうに学校に行かなくなった息子に話してくださったんだ。

もともと中学校の体育教師だったTさんは
新任の頃、バット片手に玄関で生徒を叱る“人権無視”のし放題だったと語られた。
当時を知る生徒が、父兄となって会に参加されていた。
息子が生徒ならもっとも嫌ったタイプだったろうな。
なにかきっと理由があって転職されたのだろう。


次男の事を思った。
最近、なんだかゆっくり話す暇も無く
夕食後は、寝るのが深夜にならないようにと
せき立てるように宿題と宅習に取り掛からせる。
母が忙しいときは、たいてい次男が犠牲になるって感じだなぁ。

コミュニケーションのパイプは、受ける側が大きく開くのだと
おもいを改めた帰り道だった。

  1. 2008/12/03(水) 10:44:28|
  2. 楽我記|
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  4. コメント:3
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コメント

グッチさんへ

そうですね。
言える人だったんです。
聞いてくれる人が居なかったのは
ホントに聞いてあげなかったまわりのせいか・・な?
とかも思っちゃいます。
表現の手段はいくらでもあったのかもしれない。
同情してる自分と、裁いてる自分と
私のような者に“裁判員”がきたらどうしようか不安です。
人をみるのか罪をみるのか、ほんと難しい。
そうそう、被害者の人権もあるんだし。
久々にこういう深いこと思いつめる機会でした。
  1. 2008/12/10(水) 10:46:21 |
  2. URL |
  3. ぺいんとまま #-
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のんきははさんへ

よまわり先生が「子供は生まれてくる両親、環境、を選ぶことはできない。」
と言ってました。
そんな当たり前のことを、もう一回確認させられます。
どんなDNAを受け継いで産まれて来たとしても
親は本気で受け入れ、愛すべきでしょう。
のんきははさんと同じように、私も女性には生来の母性が備わっていると信じてます。
ただそれよりも自己優先してしまう環境に
取り囲まれてしまってるのも、そうかもしれない。
不登校になった頃
「あんたの昼ご飯は、しらん。」と書置きしました。
私が家出したい気分になったこともあった。
あの時、14歳の息子がどんな気持ちで読んだやら・・・
自分の親がしてくれてありがたかったことを
自分も子供にしていきます。
そうやって自分なりの親の道を。
  1. 2008/12/10(水) 10:31:12 |
  2. URL |
  3. ぺいんとまま #-
  4. [ 編集]

身につまされる話ですね。
あの犯人は、そこまでちゃんと自分の言葉で気持ちを言える”人”だったのに、
どこにも誰からも聞いてくれる人がいなくて”犯人”になっちゃったのかな。
って考える自分の甘さに気付いて一瞬ゾッとしました。
事件そのものは、何がどう変わっても
決して許されないから。
  1. 2008/12/09(火) 21:02:55 |
  2. URL |
  3. グッチ #-
  4. [ 編集]

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