おかえりなさい  

泣きたくなったらおうちへ帰ろう。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

成長が見えた

同級生が高校に入学し、夏休みを迎えたころに
息子は、初めてバンドに誘われた。

約4ヶ月近く、学校から離れて、ただドラムをしてるか寝てるかだった息子は
高校3年生ばかりの(つまり受験生)バンドの学園祭に行って紹介され
恵まれたスタートを切った。

エル○ガーデンやマキシマム○ホルモンとかのコピー曲ばかりだったけど
母は、若者の音楽の傾向に触れて新鮮だった。

卒業と同時に、解散ライブがあり
高校では人気者バンドだったせいかのりのりの盛り上がりで
息子は気持ちよく、最初のバンドを卒業した。
息子をみんなの前へ引っ張り出してくれたメンバーは
進学する子、県外に就職した子、そして地元に就職した子に散っていった。

息子は同級生が2年目の夏休みを迎えるころ
新聞配達を始めた。

誘われた次のバンドはドラムの先生の弟のバンド。
オリジナル曲を持ち、20歳の有職者の二人は、本気で音楽での将来を語った。
体育会のたくましさを持つ、実は優しい青年。

息子はその温度差に着いていけなくなり
スタジオでの練習が面白くないと、喜びの無い顔に変わっていく。

自分の生活リズムでやっとの息子は
バイト、バイトの彼らが、「スタジオ取れたから、今から○分後。」と
突然メールを送ってくることに
苦しさや不満をつぶやくようになっていった。
市の主催のコンテストにまで出場し、恵まれた環境でいることは自分には見えない。
メンバーがぶつかり合うことも無いまま
自分の意見を吐き出せないまま

息子はバンドを辞めるという長いメールをつくり
何度も何度も読み返し、母を相手に一問一答のシュミレーションを重ねて
覚悟を決めて、送った。

二人からは、やさしいやさしい返信と
最後のライブの予定とが息子に届いた。
息子は、もう一度基本をしっかりやるんだといって
再び一人になった。

中学校のかつての(危険な)友人は誰一人来ない。
新聞配達と
時折誘われる夜のライブに出かけていっては
(送迎はたいてい母か父で・・・・)
いろんな音楽仲間が出来ていったようだった。

最初のバンド仲間は散ったけれど
あのころから知り合った2つ年上の先輩たちバンドは
働きながら相変わらず、楽しそうに集まっていたから
そこが息子の"社会”の窓  ぷぷ  だったのかも。

同級生が、そろそろ高校で3度目の夏休み。
ときどき来る様になった中学の同級生K太が
学校で音楽バンドを始めたから、といろんな仲間をつれてくるようになった。
息子の煙くさいホコリっぽい部屋で
彼らは、進学や就職や、将来のことを語るらしい。(K太、教師志望)

「母さん。俺、まじ、先のこと考えんといかんよね?やべーよね。?」
そんな事いい始めてから
締め切りぎりぎりにしか出さなかったレポートを
(しかも人に投函させていたが)
はやめにやっつけて配達の帰りに投函するように変わった。やっと。
そのうえ、テストの心配までする。
そうか、単位ほしいわけだ。

観にいったライブで、かつて高校生バンドだった知り合いに声をかけられ
ついに3つめのバンドに加わるといった。
電子ドラムだけでは、物足りないという。
そして2回ほど練習。

やっと息子は前のバンドがどれほど技術力があったか
自分がどれほど成長させてもらったかを思い知ることになった。
「まだ、初心者がいる。始めたばかりみたいじゃ・・・。音楽になってない。ライブはまだ遠い。」

そんな時、息子に別の誘いがきた。
それは息子にとって、
「僕なんかでいいんですか?」と返事するほど光栄な人たちらしくて
息子は新たなジレンマに襲われている。

「何事も、勉強、勉強。みんな悩んで成長するっちゃから・・・。」そういいながらいきさつを聞いている。

2つめのバンドでこぼしていた不満のいろいろを
母は覚えている。
掛け持ちする事を、息子は嫌がっていた。そう、俺にはありえねぇと、ね。
「すじは通そうと思う。」

自分の言葉で縛られることって
母には何度もある。
幼い自分の考えで
公言したり掲げたりした看板を下ろすとき
ちょっといいわけも上手になるが、大切なことを学んでいった気もする。

息子は、年上の共通の趣味を持つ仲間から学び
ゆっくりと大人になっていくのかもしれない。

優しい人には優しい人が集まってくる。

母は、まだ、そんなこと信じながら
息子の解決の方法を、見ていこうと思っている。


  1. 2008/06/20(金) 14:49:38|
  2. ドラム息子|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4
<<めいっぱいグチ | ホーム | こころあたり>>

コメント

私を相談相手に選んでくれてるというわけでもなく
話しながら、頭でまとめてるのか・・・
「こうしてみたら?」とつい、言い出しそうな自分を制しながら聞いています。
こんな風に適当な距離を置いて付き合うのが
息子にとっては居心地良いんでしょか。
ちょっとでも踏み込んだ事をいうと
カッとなってドアにやつあたり・・・です。v-390
私が育てようとか,気づかせようとかせずにただ、本人が今、何を考えてるか知るのみ。
寂しくも、あり、です。
  1. 2008/06/23(月) 12:23:37 |
  2. URL |
  3. グッチさんへ #-
  4. [ 編集]

mogaさんへ

息子が学校へ行けなくなった感情のひとつに
“恐怖”があったことに気が付いたのは、最近でした。
恐怖で、とんがり、つっぱり・・・だから、反抗して見せたのか、と。
いまはまだ、明るい外を(ご近所)歩く事はしませんし、
中学仲間からの着信には出ません。
世間が怖くてたまらない。自分の評価が怖い。
それが、今
「結構、いい人たちがいるんだ。」「見捨てたモンじゃないぞ。」
「世の中そんなに悪くない。」と
ちょっと年上の音楽仲間を通じて分かってきたのかもしれません。
幼い子供のように
母の後押しや、父の昔話のヒントに頼っても恥ずかしい事でもなんでもない。自力で無理なら、人に頼ってみる。
眠るのが逃げなら、気が済むまで逃げていいって思えるようになってから
私自身も楽になりました。
女のこの成長は、身に覚えがあるけれど
男のこの成長は見かけと中身がバランス悪くて、わけわかりませんからね。


クリスのこと、ずっと読んでました。
同じ日に、隣の18歳の老犬が亡くなったと知りました。
ここ数日、夜中になると悲鳴のような、赤ちゃんの様な鳴き声が一晩中続いてましたから・・老衰だろうと。
で、安楽死を選んだと後で聞きました。
きっと辛い決断だったと信じたいですが
犬には犬の、出会いと一生があるんだなぁと
幸せなクリスの事を思いました。
元気を出してください。
  1. 2008/06/22(日) 02:38:00 |
  2. URL |
  3. mogaさんへ #-
  4. [ 編集]

誘い、掛け持ち、ジレンマ、不満のいろいろ・・・
息子くんの話を読んでいて
ウチの息子もそうなんだろうなぁと思い当たりました。
音楽も、一人でやると物足りなくなったり
バンドになると別のことが足を引っ張ったり、
自分が成長しないと解決できないことってたくさんありそうですね。
でも、何度も壁にぶち当たるほど、やりたいことがあるっていうのが
素晴らしいと思いました。

  1. 2008/06/20(金) 23:57:19 |
  2. URL |
  3. グッチ #-
  4. [ 編集]

もう、親ではない、他人の力で成長していくように
なったんですね・・・・・なんて逞しい・・・そして
ちょっとさみしいかなぁ。
我が家の長男、とっくに年齢は大人なんだけど
まだまだ、他人の中に飛び込んでいくのに二の足を踏んでいる。
このままじゃ、やばいよ・・・といいつつ、
具体的に動かない彼に、息子さんの行動力を分けてもらいたいです、ほんとにぃ@@;
  1. 2008/06/20(金) 22:20:22 |
  2. URL |
  3. moga #M5f.rndE
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mamu52.blog56.fc2.com/tb.php/168-c7ec20f8
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。