おかえりなさい  

泣きたくなったらおうちへ帰ろう。

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母親に成り立ての頃

初めての出産は26歳で、
しっかり読んでいた数冊の本のマニュアル通りに
予定日を一週間もすぎた頃、
“おしるし”があり
10時間後には、対面した。


私は親戚のなかで、一番年上だったせいか
赤ちゃんなんて身近にいなくて
友人も結婚の遅い人ばかりで、子供を抱いたことが無かった。
新生児室で
透明のベビーベットに寝かされた真っ白な産着の娘に
さわれなかった母親だった。
他のお母さんの真似を見よう見まねでオムツを替えた。

妊娠中は
奇形児が産まれて、くちばしのある子におっぱいを含ませる夢をみた。
幼稚園に行く頃に、初めて、指が一本も無いことに気がついて
ワンワン泣きながら・・・目がさめた。
臨月だった。

はじめてのお産は、ほんとに不安で一杯。
実家に帰った私には、
いろんな方から
「まだ~?」と催促の電話があった。

妊娠7ヶ月にみた映画はE・Tで
分娩室でみた我が赤ちゃんもE・Tだった。

なにもかも初めてだったけど、育児は魅力的で楽しい仕事だった。
扁平の乳首に必死に吸い付いてくる娘は
かけがえのない存在だった。

E・Tみたいといいながら、心の中では“中の上”だと思い、
きっと大人になったらすごい美人になって
そこに
誇らしげな顔の、勝利の母がいるんだろう・・・って

世間も知らず

責任も知らず

ただ

産んだだけで成し遂げたつもりの若い母親だったなぁ。

子供服もぜんぶ新品。

3時間おきの授乳。

いつもメモに取り、すぐ熱を測り、何でも記録して、

消毒して、


這えば、床はピカピカに、歩けば、怪我のないように

親は自分の可能な限り、最高の教育をしようとして

愛を注ぐ。


それが、最初の子供なんだろうな。


予防接種や、冬の小児科の待合室。

もう遠い思い出だけど

娘は大病もせず、産まれたときと同じように育児書のとおり

順調にすくすくと成長してくれた。

首のすわり、寝返り、ハイハイ、たっち、歯がはえて、

乳首をかんで・・・・歩き、言葉が出始めて、

そして

「オカアタン」・・・と呼んだ日。

「あなたにそっくりな子がいいなぁ。」と願ったとおり

お父さんの性質を受け継いで

慎重で、堅実で、出しゃばらない子。

人を・・優先する子。

とことん我慢できる子。

とんでもないことを、けっしてしでかさない子。


母は、この夫と娘の忍耐に甘えながら

ずっと、幸せな日々を送ってたんだなあ。

20歳になって

自慢の綺麗な娘になって

巣立つ時には


思い切って

彼女なりに




思い切って、巣を蹴って飛び立った。




親業が、まとめて来ちゃったんだけど
今は、もう大丈夫。

もう4年経って、お母さんは
勉強しました。




  1. 2007/11/16(金) 00:49:06|
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